11月15日、
デリーターファームの活動内容についての説明会が開催されました。
金子社長による説明の内容は次の通りです。
チョウザメ・サーモンパーク
我々の目指すもの(海の幸)
三浦半島サーモン
*サーモンの種苗業
受精卵を購入、孵化させ、15CMくらいまで成長させ、海のイケスに入れ、
1kg位にさせること。または淡水型の3倍体を3〜4kgに育て出荷すること。
1,サーモンの弊社の養殖の現状
2018年2月に、ニジマスの受精卵1万匹分を購入、孵化させ約9000匹くらいが
毎日元気に泳いでおり、もう6cm位になり、大きいのは10cm位に育っています。
これは降海型(海に出るタイプ)ではありません。
それ以外にニジマス15cmくらいのが300匹位います。
今年の11月に試験的に三浦半島の海のイケスに入れて、成長の試験をする予定です。
(このニジマスは降海型(海に出るタイプ)ではないので、生死の問題があります)
2,来年は2月〜4月にかけて、下記が入ってきます。
北米産
*降海型のサーモントラウト(ニジマス)5万匹分の受精卵
*淡水型の3倍体 数万匹分の受精卵
北海道産
*降海型の銀鮭 数万匹分の受精卵
*淡水型の3倍体 数万匹分の受精卵
降海型のサーモンは11月に三浦の海のイケスに入れて翌年の5月に全部引き上げます。
約1kgになることを目標にしています。温度の関係で海温が上がると生存出来ません。
淡水型の3倍体は淡水で養殖をして3年で3〜4キロを目標にしています。
降海型と違って、通年出荷できます。(信州サーモンみたいなもの)
再来年は20万匹を考えております。(プールが必要)
3,サーモンの日本の現状
ほとんどがノルウエイ、チリからの輸入で今後日本の水産庁が力を入れていくと聞いています。
三浦半島チョウザメ
チョウザメは“サメ”とは全然関係の無い淡水魚で、寿命は80年と言われています。
卵はキャビア、魚肉は、白身でコラーゲンたっぷりの魚です。
欧米、中国では高級魚として食べられています。
チョウザメは20cm位の稚魚を購入して、約3年くらい(3kg)になったら開腹して
オス、メスの判断をします。開腹後、糸で縫って淡水に戻し、1週間エサ止めをすれば
通常に泳ぎ回ります。
メスは卵(キャビア)を7kgくらいになれば持ちます。(体重の10%くらい)
弊社のチョウザメはもう2年くらいでキャビアを持ちます。
三浦半島の長所
温暖な気候のため、魚の成長が非常に早い。
淡水型は井戸水のため、通年18度くらい。海は少し高く5月には引き上げる。
日本の巨大消費地に近い。(東京、横浜、川崎など)
交通網の発達
魚のインフラが整っている。(冷凍など)
魚のイメージで有名である。
大地のめぐみ
オリーブ
*小豆島からオリーブの苗木を購入、栽培し始めました。3〜4年で油が取れそうです。
来年の3月頃にも入れるつもりです。
パパイアをテスト栽培します。
11月、石垣島より種で入れて、温室で育て、来年春に植えます。来年中に実が付きます。
その他、アボガド、ホワイトサボテ、ポポーなどを栽培テストしています。
*三浦半島での 提携会社を求めています。